トキメキデザイン・アトリエ

コンクリートの無骨さの中に木の温かみを感じるマンションリノベーション

Rustic Modernコンクリートの無骨さの中に木の温かみを感じるマンションリノベーション

所在地
北海道札幌市中央区
構造・規模
RC造・専有面積72.98㎡
家族構成
大人２名
撮影
亀谷光【光写真事務所】
Before/他写真
石原英祐

モノ・コトストーリー

元々、他社様でお話を進めていたご施主様。
理想の住まいを実現すべくプランを練っていたものの、なかなか想いが伝わらなかったり、住宅ローンの審査が通らない可能性を指摘されたりして、一向に前に進まない状況でした。

そんな中、偶然にも弊社を知っていただき、お話をさせていただくことに。
建築と不動産の両方に強みを持つ弊社は、物件探しから想いをくみ取ったプランの作成、住宅ローンの仲介まで、熟練の専門スタッフによる強力なバックアップが可能です。その結果、他社様では難しいとされていた本件を見事に実現させることができました。

本物件は2017年に竣工しましたが、今でもご施主様は快適にお住まいです。
ご主人がDJ活動をされており、練習と趣味を兼ねたDJブースと、奥様のワークスペースを作りたいというご要望をいただきました。
そこで、LDKに隣接する形でそのスペースを設け、リビングとの仕切りには、TV台と集中暖房の機器カバーを兼ねた造作家具を配置。さらに、スクリーンを設置することで、プライバシーと開放感の両方を確保しました。

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ポイント

《インダストリアルデザイン》
産業的・工業的と称され、無骨でありながら機能美を備えたインダストリアルデザイン。 コンクリートがもたらす冷たさや暗い印象に対し、テクスチャーのある無垢床や造作家具を取り入れることで暖かみを加え、シンプルでありながらも心安らぐ空間をしっかりと作り上げています。
《ペニンシュラ型キッチン》
オリジナルキッチンをご紹介します。 天板とシンクは人工大理石で仕上げ、外側には白のサブウェイタイルを施しました。 住まいの中心となる、象徴的なキッチンに仕上がっています。
《無垢材の床》
マンションの床材のほとんどには、防音性能が求められます。 本件では、防音性能を備えた下地材を敷き、その上に無垢材を施工しました。 この床材は、表面に「浮造り」という木目の凹凸を強調した仕上げを施しています。 人間の本能的に、平坦な床よりも適度な凹凸がある方が、健康や感性を刺激すると言われています。そのため、今回はこの仕様を採用しました。 塗装には、「プラネットカラー」という塗料を使用しています。
《珪藻土の壁》
すべての壁ではありませんが、ポイントとして内装用珪藻土（オンザウォール）で仕上げています。 比較的安価でありながら吸放湿性能が高く、さらにファイバーを混入することでひび割れにも強いため、好んで採用しています。
《洗面化粧台》
天板にコンクリートを思わせる仕上がりの「モールテックス」を使用。 サブウェイタイルを施し、デザイン性を保ちながら機能性と使い勝手を重視したデザインとしています。
《バーンドア》
洗面所入口には、この住宅のデザインの”顔”ともなる「バーンドア」を採用。 インダストリアル空間になじむデザインです。 古材を面材に用い、特殊な工法で一体化させ一枚のドアとしています。
《自然系塗料》
床や家具に用いている塗料はすべて健康を害さない自然系塗料「プラネットカラー」を採用しています。
《造作家具》
オリジナルキッチンをはじめ、各所に使いやすさとデザイン性を両立させた造作家具を配置しています。