事例紹介

ソラヘツナガル

物件名
KT-House
所在地
北海道札幌市東区
構造・規模
木造2階建て(延床面積109.31㎡-33坪)
金額
1800万(準防火仕様)
家族構成
夫婦+子供2人
モノ・コトストーリー
賃貸マンションにお住まいだったKTさん家族。
当初は中古住宅+リノベーションでのご相談でした。
しかし、ご希望地域は札幌市東区。
札幌市内でも有数の軟弱地帯でもあります。
当社ではこのような軟弱地盤地域での中古+リノベーションの場合、いくつかの条件を設定しています。
① 築25年以内であること。
② 設計図書(確認申請図面)が揃っていて完了検査を受けていること。
③ 杭(木杭以外)が施工されていることを確認できること。
④ 住宅に傾きや地盤に不動沈下等見られない事。
⑤ 地下水位が高くないこと。
大まかに上記の点をクリアしていない中古住宅は、リノベーションすることをNGとすることにしています。
その点においてKT様のご希望地域に該当する中古住宅がなかなか見つからず、新築住宅も視野に入れて土地も含め探すことになりました。

それから何か月かしてやっとご希望に近い土地が見つかりましたので、新築住宅としてご計画することになりました。
しかし、この土地は準防火地域、かつ角地でありながら北西方向にしか視界が開けていません。
一般的に採光を考えると、朝日を呼び込む東、南が方角的には良いとされていますよね。
しかしながら東面、南面ともこの土地は隣地の建物が大きく塞いでおり、採光も眺望も望めませんでした。
そこで、光を出来るだけ導けるようにリビングを2階にする提案をしました。
KT様は当初2階リビングは考えていなかったようで、また毎日階段の上り下りが大変ではないかと考えていらっしゃいました。

我々は以下のように考えました。
KT様が2階リビングに関して難儀を示すのは、階段が大変、危険と思うからではないだろうか。
KT様は今まで安全で快適な階段を知らないからだなだろうな。
階段が何の障害にもならず、むしろワクワクするような階段で、さらに老後のことまで視野に入れてご提案できればきっと受け入れてもらえる、と。
考えてみると、今まで中古住宅を相当数見てきましたが、どこの階段も急だし狭いし暗いし。
階段に関して良いイメージなど持てるはずもありませんよね。
何度かのご説明によりそのネガティブなイメージは払しょくされ、結果2階リビングとすることになりました。


リビングダイニングは眺望が期待できる北西に設けました。
間取りのセオリーで考えると、隣地ギリギリに隣家が迫っているのに南側にリビングを計画されているお家、ありますよね。
リビングの窓からは隣のお家の壁しか見えない、さらには隣家の窓が気になってカーテンが開けられない、なんてことも良くある話です。
そんな時は、私どもは躊躇せず北や西に眺望が望めればそこにリビングを計画します。
あとは、光をどのようにリビングに導いてくるかを考えるのです。

今回はリビングに面する西面に天井を斜めに折りあげてそこにハイサイド窓を設けました。
これは角度が浅い西日を直接屋内に入れるのではなく、一度斜めの天井に当ててから間接光として室内に導きます。
一般的には嫌われる西日ですが、この住宅では昼から夕方にかけての重要な採光のアイテムとして働いてくれています。
同時に、空と繋がる心の解放感が演出されています。

夜にこの窓を通して星を眺めてると本当に癒されるんですよ。
写真
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